肥満への働き

レスベラトロールは、肥満に有効な働きが示唆されはじめています。
そのしくみについてご紹介します。

脂肪細胞の司令塔に働きかけ、カロリー制限なしでやせる。

肥満対策といえば、従来は、脂肪を体外に排出したり、カロリーの吸収を妨げるなど、何らかのカロリー制限を行ってやせるものでした。
レスベラトロールは、肥満の原因となる「脂肪細胞の司令塔に直接働きかけるので、カロリー制限なしで肥満に効果があるという、優れた働きが示唆されはじめています。

高齢者イメージ

脂肪成分の肥大化を抑制する

脂肪細胞のタンパク質「PPARγ」が肥満のカギ

PPARγの活性化PPARγは、主に脂肪組織に存在しているタンパク質で、脂肪の代謝や、貯蔵をコントロールしている物質です。
脂肪細胞は、このPPARγが活性化すると大きくなってしまいます。肥満を抑制するには、PPARγの活性化を抑えることが重要です。

レスベラトロールは脂肪細胞の「PPARγ」を抑制する

サーチュインの活性化

サーチュインが「PPARγ」を抑制

PPARγは、体内の「サーチュイン詳細」が活性化すると抑制されることがわかっています。
レスベラトロールは、このサーチュインを活性化させる働きがあり、PPARγの働きを抑制します。

 

ミトコンドリアも活性化する

また、サーチュインが活性化するとミトコンドリアも活性化します。
ミトコンドリアはエネルギーを燃焼し、生み出す機関ですから、ミトコンドリアが活性化すると、脂肪の燃焼が活発になります。

脂肪分解を促進する

hogehoge グラフ:PDE4活性質(4)

レスベラトロールは、脂肪細胞の肥大をおさえるだけではなく、PDE4(ホスホジエステラーゼ)という物質の阻害作用によって、その分解も促進する働きがあります。
右の実験は、同じくPDE阻害作用で知られるカフェインとの比較を行ったものです。レスベラトロールは、カフェインの15倍ものPDE阻害作用があることがわかります。