レスベラトロールは、肥満に有効な働きが示唆されはじめています。
そのしくみについてご紹介します。
肥満対策といえば、従来は、脂肪を体外に排出したり、カロリーの吸収を妨げるなど、何らかのカロリー制限を行ってやせるものでした。
レスベラトロールは、肥満の原因となる「脂肪細胞の司令塔に直接働きかけるので、カロリー制限なしで肥満に効果があるという、優れた働きが示唆されはじめています。
PPARγは、主に脂肪組織に存在しているタンパク質で、脂肪の代謝や、貯蔵をコントロールしている物質です。
脂肪細胞は、このPPARγが活性化すると大きくなってしまいます。肥満を抑制するには、PPARγの活性化を抑えることが重要です。
PPARγは、体内の「サーチュイン(詳細)」が活性化すると抑制されることがわかっています。